VirtualBox のCentOS7 にXウィンドウズをインストールしようとしたら容量が足りず検索したところ、[設定]-[ストレージ]から新規ストレージの追加ができるようなので試みました。
が、しかしOSインストール時にパーティションを「標準パーティション」、「ext4」で作ってしまったので論理ボリューム拡張できずここで詰みました。CentOS7 のデフォルトは「xfs」だったのですね。CentOS7以前のresize2fs コマンドが通らずエラーが出るのでハマりました。xfs_growfs コマンドを通すためフォーマットも「LVM」、「xfs」でOSインストールからやり直しです。(うわぁ~ん
改めてOS再インストール後、新規ボリューム作成。
[コントローラー: SATA] を選択すると下のアイコンから追加ボタンが現れるのでウィザードから[新規追加]していきます。[ハードディスクのファイルタイプ] は私の場合、[VDI] で作ったので[VDI] にチェックして次へ。
[仮想ハードディスクファイル] に適当な名前を付けて容量を8GB と多めに取りました。[作成] ボタンをクリックしてOSを起動します。
# ll /dev/sd*
とコマンドするとストレージに/dev/sdb が追加されていることが確認できます。
これから新規ディスクにパーティションを作って論理ボリューム拡張して容量を増やしていきます。まず、fdisk /dev/sdb から。
# fdisk /dev/sdb Welcome to fdisk (util-linux 2.23.2). Changes will remain in memory only, until you decide to write them. Be careful before using the write command. Device does not contain a recognized partition table Building a new DOS disklabel with disk identifier 0x31600b47. コマンド (m でヘルプ):
プロンプトで p と打つとパーティションが確認できます。はい、何もありませんね。
コマンド (m でヘルプ): p Disk /dev/sdb: 8589 MB, 8589934592 bytes, 16777216 sectors Units = sectors of 1 * 512 = 512 bytes Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト Disk label type: dos ディスク識別子: 0x31600b47 デバイス ブート 始点 終点 ブロック Id システム コマンド (m でヘルプ):
新しくパーティションを作成していきますのでプロンプト n と打ちます。
コマンド (m でヘルプ): n Partition type: p primary (0 primary, 0 extended, 4 free) e extended Select (default p):
Primary かextended か聞かれるのでprimary の p です。
Select (default p): p パーティション番号 (1-4, default 1): 1
パーティション番号は、1 と入力します。次にセクター番号を設定します。開始を2048 、終了を16777215 とします。
最初 sector (2048-16777215, 初期値 2048): 2048 Last sector, +sectors or +size{K,M,G} (2048-16777215, 初期値 16777215): 16777215 Partition 1 of type Linux and of size 8 GiB is set コマンド (m でヘルプ):
再び、p で確認すると/dev/sdb1 が作られていることが確認できます。
コマンド (m でヘルプ): p Disk /dev/sdb: 8589 MB, 8589934592 bytes, 16777216 sectors Units = sectors of 1 * 512 = 512 bytes Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト Disk label type: dos ディスク識別子: 0x31600b47 デバイス ブート 始点 終点 ブロック Id システム /dev/sdb1 2048 16777215 8387584 83 Linux コマンド (m でヘルプ):
プロンプトから t でパーティションの種類(8e)を選択します。
コマンド (m でヘルプ): t Selected partition 1 Hex code (type L to list all codes): 8e Changed type of partition 'Linux' to 'Linux LVM'
プロンプトから w で設定を書き込みます。
コマンド (m でヘルプ): w パーティションテーブルは変更されました! ioctl() を呼び出してパーティションテーブルを再読込みします。 ディスクを同期しています。
ここからpvcreate コマンドで物理ボリューム作成、vgextend コマンドからボリュームグループ拡張、lvextend コマンドから論理ボリューム拡張して、
xfs_growfs /dev/cl/root でルートディレクトリを拡張していきます。
df でルートの使用率を見ると、36%から16%に空き容量が増えました。