シングルカード – 無情な行動

「イコリア:巨獣の棲処」の黒アンコモンでカウンターの置かれていないクリーチャー1体を対象に破壊するかクリーチャー1体を対象にカウンターを最大3つ取り除くかするモード型の2マナ・インスタントです。

以下から1つを選ぶ。

カウンターが置かれていないクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。

クリーチャー1体を対象とし、それの上からカウンター最大3個を取り除く。

MTGWiki – 無情な行動
無情な行動 / イコリア:巨獣の棲処(日)

黒2マナの除去インスタントは《恐怖》のリメイクでオリジナルと比べると随分、柔軟性があります。カウンターが乗っていなければ黒でもアーティファクト・クリーチャーも倒せてしまいます。これは《喉首狙い》や《破滅の刃》などよりも優れている点です。またカウンターが乗っているクリーチャーに対しても最大3つまで取り除くことができるので腐りません。メタゲームでは《突然の布告》や「ファイレクシア:完全なる統一」で登場した《シェオルドレッドの勅令》が優秀ですがケースバイケースです。

閑話休題)

「無情」というとヴィクトル・ユゴーの小説「レ・ミゼラブル」(邦題「あゝ無情」)を思い出してしまいます。パンを盗んだ微罪で19年も服役したジャン・バルジャンはしかし立派に売春宿で亡くなったファンティーヌの娘を育てます。革命のフランスで時代に翻弄されながらも生き続けたもう1人の英雄のドラマでした。

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