シングルカード – 魔力の櫃

リミテッドエディションからある無色レアでアンタップ制限付きの無色3マナが出る1マナアーティファクトです。まずアンタップ・ステップにアンタップしないとはどういうことでしょうか。

魔力の櫃はあなたアンタップ・ステップにアンタップしない。

あなたのアップキープの開始時に、あなたは(4)を支払ってもよい。そうしたなら、魔力の櫃をアンタップする。

あなたドロー・ステップの開始時に、魔力の櫃がタップ状態である場合、それはあなたに1点のダメージ与える

(T):(◇)(◇)(◇)を加える。

MTG Wiki – 魔力の櫃
魔力の櫃 / 第4版・第5版

《魔力の櫃/Mana Vault》は通常アンタップ手段なしには使い切りでマナを再利用できないばかりか、タップ状態でドローステップに突入すると1点ダメージを食らうデメリットもありました。そう、しばしばマナを出した後はタップ状態で起きることもなく寝たっきりということもあったのです。

そんな一時はカスレア扱いの《魔力の櫃》でしたが初心者だったテンペストウルザ期の当時の環境を今回初めて知るにおよび《精神力》をキーとしたスタンダードのデッキ「MoMa」で猛威を振るったようです。その凶悪さは《精神力》《通電式キー》のアンタップ能力により大量マナ生成→《天才のひらめき》で対戦相手をしばしばライブラリーアウトにした程でした。

EDHでは《Power Artifact》を貼って無限マナ、《黎明起こし、ザーダ/Zirda, the Dawnwaker》でもアンタップコストが4→2 に減ることで無限マナが成立することから《厳かなモノリス》と共にコンボパーツとして多くの統率者デッキに採用されているマナアーティファクトです。イラストは魔法の発達したドミナリアの都市国家「スラン」(MTGWiki – スラン)のパワーストーンらしいです。(なんか芸術的)

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