「ストロングホールド」のレアで手札の呪文が同じ色のカードを捨てることでピッチで唱えられるエンチャントです。《トレイリアのアカデミー》禁止後の《精神力》をピッチで戦場に送り出す「ドリームホールMoMa」で使われました。レガシーでも《衝合》から《焼尽の風》《双つ術》《残酷な根本原理》《輝く根本原理》《暴力的な根本原理》を手札に加えて20点火力するコンボデッキが考えられました。
もみ消し
「スカージ」初出の青レアで起動型能力か誘発型能力を打ち消す1マナのインスタントです。「ティムールデルバー」では主に対戦相手のフェッチ起動に対応して土地サーチを妨害して、特殊地形は《不毛の大地》で破壊する所謂、マナ-ディナイアル戦略を取っています。クリーチャーやストーム呪文の誘発型能力も打ち消せるのでメタゲームの受けも広いカードです。レガシーで用途に積むなら1マナと軽い、こちらになります。
誘惑蒔き
「ローウィン」のレアで、クリーチャーになった《支配魔法》。「戦場に出つづけているかぎり、コントロールを得る」のがポイントで、クリーチャーなので除去されやすいという難点がありますが、 クリーチャータイプがフェアリーなので 当時のスタンダードの《呪文づまりのスプライト》で守りやすかった点があります。また、 《ザルファーの魔道士、テフェリー》がいると相手ターンに瞬速で打てたので隙が少なかったのですね。
流刑への道
「コンフラックス」に採録された白1マナの追放除去インスタント。「剣を鍬に」の亜種でもある「流刑への道」は、ライフの代わりに基本土地を1枚献上してしまいますが、大型ファッティなどの脅威を取り除くためにはデメリットも無視できるテンポアドバンテージが稼げる点などからモダンで採用されています。《瞬唱の魔道士》でフラッシュバックの対象にしたいカードです。
方向転換
「オデッセイ」のレア1マナのインスタントでマナ払え系《偏向》。確定効果ではないので信頼性は落ちるものの、1マナと軽いので初手からフルタップ相手のハンデスや布告に構えたりカウンター合戦に自分を対象に変更することで《呪文貫き》のように使えます。 レガシーではピッチで打てる《誤った指図》やタッチ緑して1ドローできる《夏の帳》が好まれるようです。
宝石鉱山
「ウェザーライト」のレアカードで、カウンターを1個取り除くことで好きな色のマナが出る代わりにカウンターが取り除けなくなったら生け贄のデメリット持ちの5色土地です。主にモダンの「アミュレットタイタン」や「ネオブランド」など、使用回数内で勝敗を決める高速コンボで使われています。「時のらせん」のタイムシフトで再録されました。
雲上の座
「ミラディン」のコモン土地で戦場の土地タイプ・神座の数につき無色マナを生み出す特殊地形です。「ミラディンの傷跡」で採録された《微光地》と「時のらせん」の《ヴェズーヴァ》を加えて「12Post」が登場すると、そのマナ生産能力から高コストのエルドラージを連打する「エルドラージ・ポスト」へと進化を遂げています。
計略縛り
「時のらせん」でデザインされた起動型能力か誘発型能力を打ち消す1マナ重い、刹那付きの《もみ消し》。
《もみ消し》同様、《師範の占い独楽》のライブラリートップに戻る能力やフェッチの起動、ストーム呪文の誘発など幅広い能力を打ち消すことができます。「ティムールデルバー」でおなじみのレガシーではコストの軽い《もみ消し》が優先して使われていますが、モダンで使うならこちらです。
呪文嵌め
「ディセンション」のアンコモンで、点数で見たマナ・コストが2マナのカードを打ち消すインスタントです。 逆に、2マナ呪文しか打ち消せないのが欠点ですが最悪、《意思の力》のエサになるので腐りません。 レガシーの《タルモゴイフ》《瞬唱の魔道士》《闇の腹心》、今は亡き《レンと六番》を1マナで打ち消すにはおあつらえ向きなカウンターです。
アカデミーの学長
「ウルザズ・デスティニー」のレアで死亡誘発でライブラリーから好きなエンチャント・カードを戦場に出せる能力があります。当時のスタンダードの「ピットサイクル」のコンボパーツで主に《ヨーグモスの取り引き》を出すために《ファイレクシアの塔》を使って墓地送りにしていました。レガシーで運用するならまず、《全知》を置きたいですね。