「ウルザズ・サーガ」初出の黒1マナのコモンで対戦相手1人を対象としてプレイヤーに選ばれたクリーチャーでも土地でもないカードを捨てさせるソーサリーです。所謂、手札破壊(ハンドデストラクション)でコントロールやコンボデッキでコンボ始動前の前方確認として重宝されています。「第7版」をはじめ「基本セット2010」などに多数、再録されました。
暗黒の儀式
リミテッドエディションからある「3」にまつわるカードで黒はマナ・プールに黒3マナを加える黒1マナのインスタントです。序盤からマナ加速して高コストのコンボパーツを唱えるために旧スタンダードの「ピットサイクル」やレガシーの「ANT」で使われています。低音のゲスい声で唱えるのが楽しいですね。
ファイレクシアの抹消者
「新たなるファイレクシア」の神話レアでクワドラプルシンボルの5/5トランプルの黒クリーチャーです。これに与えられたダメージの数だけ発生源のコントローラーはパーマネントを生け贄に捧げるという、元ネタの「ウルザズ・レガシー」の《ファイレクシアの抹殺者》のデメリットを完全に克服した能力を持っています。エルズペスの悪夢はこいつだったことが「テーロス環魂記」で明かされています。
支配魔法
リミテッドエディションからある、青のアンコモンのコントロール奪取オーラです。 パーマネントなので割られるリスクはありますが、 対戦相手に使われると自分のクリーチャーが1枚減って相手のクリーチャーが1枚増えるのは2枚のアド損といえます。通称、コンマジ。亜種に《押収》《不実》《説得》などがあります。
苦花
「モーニングタイド」の黒レアでアップキープに1点ライフを失う代わりに1/1飛行のフェアリー・ならず者トークンを生成するエンチャントです。スタンダードの青黒フェアリーで《霧縛りの徒党》《呪文づまりのスプライト》と共に活躍しました。レガシーのデルバー系にチャンプブロッカー生成装置として1枚差しされています。
グルマグのアンコウ
「運命再編」でデザインされた「探査」持ちのクリーチャーです。同セットの《黄金牙、タシグル》よりも1マナ重くバニラな点がデメリットですが、打点の高さが評価されてレガシーのシャドウ系やデルバー系のクロックとして採用されています。アンコウがニンジン?をぶら下げているイラストが地味にグロいですね。
死の影
「ワールドウェイク」といえば、《精神を刻む者、ジェイス》や《石鍛冶の神秘家》などの壊れカードを輩出したセットとして知られていますが、これは黒1マナで基本パワー・タフネスの参照が「ライフが13点よりどれだけ少ないか」を見る少々、計算の厄介なクリーチャーです。ライフが少ないほど大きくなるので、その名の通りのデッキ名「デス・シャドウ」でライフを支払うカード達を使ってパワーを上げて《狂暴化》や《ティムールの激闘》などで強化して一点突破する専用デッキが組まれています。
廃墟の地
「イクサラン」のアンコモンで2マナタップ生け贄にすると対戦相手の特殊地形を破壊する能力を持った無色土地です。モダンの「デス&タックス」が成立し追加の土地破壊として採用されています。「テーロス環魂記」で再録されました。