「ストロングホールド」初出の茶レアであなたの手札の枚数よりも大きい点数のパワーを持つクリーチャーは攻撃できない3マナのアーティファクトです。手札の枚数依存で自分のクリーチャーも影響を受けるデメリットがありますが3マナと軽く序盤で手札を使い切る「MUD」のサイドボードにカーンバレットとして1枚差しされています。イラスト的には本来、無機物の橋が生命体のように襲ってくるイメージが描かれていて意外と好きなカードの一つです。「第7版」と続く「第8版」で再録されました。
月別アーカイブ: 2020年5月
ルーンの与え手
「モダンホライゾン」の白レアで
(T):他の、あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。無色か色1色を選ぶ。ターン終了時まで、それはプロテクション(その選ばれた性質)を得る。
自クリーチャー1体にプロテクションを与える能力を持つ1マナ1/21/1のコー・クレリックです。レガシーの「デス&タックス」に採用されている《ルーンの母》の同型リメイクとして「デス&タックス(モダン)」でも使えるようにデザインされています。レガシーでは《夢の巣のルールス》が禁止されて激しいメタの変化がモダンでも起こるのか注目が続くことでしょう。
翻弄する魔道士
「プレーンシフト」の多色レアで
翻弄する魔道士が戦場に出るに際し、土地でないカード名を1つ選ぶ。 選ばれた名前を持つ呪文は唱えられない。
能力をもつ2マナ2/2の人間・ウィザードです。選ばれたカードのプレイを禁止するヘイトベアー(2マナ2/2)で対戦相手のコンボ成立を阻止できるクリーチャーとしてモダンの「人間」ビートのメインに4積みされているほか、レガシーの「奇跡コン」のサイドに採用されています。初版である「プレーンシフト」のカードデザインはインビテーショナル優勝者の Chris Pikula によるものでイラストも本人をモチーフに描かれたものとなっています。「アラーラ再誕」で再録されました。
先駆ける者、ナヒリ
「イニストラードを覆う影」の赤白神話レアで、[+2]で手札を1枚捨てて1枚カードを引く。[-2]でエンチャントかタップ状態のアーティファクトまたはクリーチャー1つを追放。[-8]でライブラリーからアーティファクトかクリーチャーを1つ戦場に出す。それは速攻を得てターン終了時手札に戻す能力を持ったプレインズウォーカーです。ナヒリの エムラクール召喚のストーリーをデザインしたカードでビーストテイマーの面目躍如ですね。
イコリアBOX開封第2弾
自粛でリミテをする機会もなくなったので残りのBOXを開封しました。(トライランドと欲しい神話レアの枚数確定が目的)
結果はボックストッパー《原始の王者、ゴジラ》FOIL
FOIL
《沸き出る源、ジェガンサ》FOIL
《イルーナの神話》FOIL
通常神話
《銅纏いののけ者、ルーカ》
《光明の繁殖蛾》
ショーケース
《猟の頂点、スナップダックス》
塩分多めでガッカリでしたが、ルールスとヨーリオンが1枚ずつ確認できたので良かったです。シングルはトライランドをコンプ予定。
では。
インフェルノ
「ザ・ダーク」初出のカードで各クリーチャーと各プレイヤーにそれぞれ6点ダメージを与える7マナインスタントです。赤の全体火力といえばXマナ可変の《地震》が有名ですがこちらは6点ダメージ固定なところが7ターン目まで唱えられないのとオーバーキルで代表的なカスレア扱いでしたが「第6版」で再録された当時、フレーバーテキストとイラストに魅せられて集めていた思い出があります。自分に6点ダメージを受けるのも痛いので全く使えませんでしたが統率者の「モーギス」に採用されています。後に5マナ5点ソーサリーでリメイクされた《破滅の刻》があります。
シルムガルの命令
「タルキール龍紀伝」の多色レアでモード型の「命令」サイクルのひとつで
以下から2つを選ぶ。 ・クリーチャーでない呪文1つを対象とし、それを打ち消す。 ・パーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。 ・クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは-3/-3の修整を受ける。 ・プレインズウォーカー1体を対象とし、それを破壊する。
・・・と、打ち消し、パーマネントをバウンス、クリーチャ除去、プレインズウォーカー1体を破壊の中から2つの効果を選べる5マナインスタントです。ローウィンの「命令」サイクルの《謎めいた命令》と比べて効果が大振りでスタンダードではシルムガルをフィニッシャーに据えた重コントロールに1枚差しされるシブいカードでしたがパイオニアの《ニヴ=ミゼット再誕》から手札に加えるために多色であることから「5色ニヴ=ミゼット」では採用されています。
コラガンの命令
「タルキール龍紀伝」の多色レアでモード型の「命令」サイクルの一つで
以下から2つを選ぶ。 ・あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す。 ・プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを1枚捨てる。 ・アーティファクト1つを対象とし、それを破壊する。 ・クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。コラガンの命令はそれに2点のダメージを与える。
・・・と、墓地回収、ディスカード、アーティファクト破壊、クリーチャー除去の効果から2つ選択できる3マナインスタントです。「命令」サイクルの中でも突出して強力なカードで、モダンの盤面をコントロールしつつアドバンテージを稼ぐデッキ「ジャンド」に採用されています。通称、コラコマ。
内にいる獣
「新たなるファイレクシア」の緑アンコモンでパーマネントを破壊し、そのコントローラーは3/3のビースト・トークンを戦場に出すインスタントです。パーマネント破壊が苦手な緑が単色でインスタントで危ない装備品や《罠の橋》PWを対象にできる点が画期的です。モダンの「アミュレットタイタン」の小回りの利く除去カードとしてサイドに採用されています。