「ウルザズ・サーガ」のコモンの所謂、フリースペルという支払ったマナが戻ってくるオマケつきの 4マナ確定カウンターです。当時のスタンダードで猛威を振るった青茶単などのコントロールデッキで採用されていました。後に基本セットに再録されましたがカウンターデッキ復権には及びませんでした。「ドミナリア」でカード名の紛らわしい同じくフリースペル版 《否認》 の《巻き戻し》が刷られていて面白いですね。
月別アーカイブ: 2020年2月
探検の地図
「ゼンディカー」の無色コモンで、起動2マナでライブラリーから好きな土地を手札に加えることができる 1マナアーティファクトです。ウルザ土地から大量の無色マナを使ってゲームを支配する「トロン」デッキで採用されています。「緑トロン」の土地カードへのアクセスは《森の占術》《古きものの活性》の計12枚あるので、3ターン目に7マナ揃うことも珍しくはありません。
宿命
「レジェンド」初出の4マナエンチャントで対戦相手がコントロールするクリーチャーとアーティファクトと土地はタップ状態で出る効果があります。効果が出るのが4ターン目からで大らかなソフトロック呪文です。 オールドエキスパンションらしい 印象的なイラストにフレーバーテキストがついて「基本セット」に再録されました。同様な能力持ちのクリーチャーとして《異端聖戦士、サリア》があります。
発掘
「ウルザズ・レガシー」の黒コモンで墓地から点数で見たマナコスト3以下のクリーチャーを戦場に出す1マナソーサリーです。レガシーの「Doomsday」で青2マナから《予報》→《タッサの神託者》指定で信託者を墓地に落とし《水蓮の花びら》と《発掘》の2枚をドローしてこれで墓地の《タッサの神託者》を吊り上げるとコンボ完成です。「モダンホライゾン」で再録されました。
ベナリア史
「ドミナリア」の神話レアで騎士トークンを出す英雄譚エンチャントです。3マナと軽く騎士トークンを2ターンにわたって1体生成した後に全体強化+2/+1修正は専用の騎士デッキでは強力でした。シングル価格も高騰し当時、スタンダード復帰を諦めた思い出があります。スタン落ちで価格が下がったので新フォーマット、「パイオニア」での可能性に賭けて4枚揃えてみました。
安らかなる眠り
エネルギー・フィールド
「ウルザズ・サーガ」の青レアで効果は「あなたがコントロールしていない発生源から、あなたに与えられるすべてのダメージを軽減する。」の2マナのエンチャントです。ただ自分の墓地にカードが置かれたとき、これを生け贄にしなければなりませんが、このデメリットを無効にするカードが《安らかなる眠り》でダメージでは死ななくなります。この効果を使ったデッキとして「ヘルムピース」があります。
誤った指図
「メルカディアン・マスクス」の青のピッチスペルは呪文の対象を変更するインスタントで、除去の対象を対戦相手のクリーチャーに変更して自クリーチャーを守ったり、ハンデスの対象を変更して相手の手札を捨てさせたりと、マナ・コストを支払わずに唱えられる強力カードでした。スタック上の打ち消し呪文の対象を自身に変更することで打ち消し呪文を打ち消すこともできてレガシーでは5枚目の《意思の力》として使うことができます。
個別エンチャント・オーラの対象も変更できます。通称、ミスディレ。
ボロスの大天使、ラジア
「ラヴニカ:ギルドの都」の伝説の天使、《ボロスの大天使、ラジア》です。ラジアはボロス軍の創設者でギルドを統べるギルドマスターでした。(MTG Wiki)しかしボロス軍の天使は、ギルドパクトを崩壊の危機に曝したディミーア家のザデック率いる幽霊に殺害されてしまいました。そのときザデックを追跡していた空中要塞がパルヘリオンなのでしたね。 能力は飛行警戒速攻で自クリーチャーへのダメージを3点、他のクリーチャーに移し替えることができます。
黎明をもたらす者ライラ
「ドミナリア」の神話レアで飛行先制絆魂5/5に能力として他の天使・クリーチャーに+1/+1絆魂を付与する伝説の5マナ天使です。《悪斬の天使》の後継としてもオーバースペックでスタンダードの「ボロス天使」の主力カードでした。個人的にはフレーバーテキストが良いですね。