「アライアンス」のピッチ・スペルのサイクルで青は打ち消しでレガシーの概念を支える一枚です。レガシーのカードプールでは、1~2キルの高速コンボ相手に対応できる希少なピッチカウンターがあるからこそ、逆に多様なコンボデッキを存立させていると言えるでしょう。土地がフルタップでも唱えることができる代替コストとして青いカード1枚の追放とライフ1点が必要なことから、フェッチを切りすぎてライフが足りずに負けることもあるのでライフ管理は計画的に。
「Legacy」カテゴリーアーカイブ
剣を鍬に
リミテッド・エディションからある白1マナのクリーチャー追放インスタント。フレーバー的には兵士を農民にして武装解除することをカードの「追放」効果に落とし込んだ秀逸なデザインだと思います。代わりにコントローラーにクリーチャーのパワー分のライフを献上しますがそこはご愛敬ですね。
陰謀団の貴重品室
トーメントの沼を参照するアンコモンのマナ加速土地で何故か価格が高騰しています。本来は沼を4つ以上コントロールしていないと採算が取れませんが起動型能力をアーティファクトのマナなどで支払うと結構なマナ加速なことから主にEDHで需要があるようです。
マナの合流点
「ニクスへの旅」の5色土地。《真鍮の都》のリメイクで 《リシャーダの港》で タップ状態になってもダメージを食らわないという利点からレガシー、モダンのドレッジに採用されています。現在は在庫薄な状態が続いているのでなるべく早めに4枚目を揃えたいものです。
破滅的な行為
アポカリプスで登場したパーマネント全体除去で、能力は3マナで先置きしてXマナ支払って生け贄にすると、Xマナ以下の点数で見たアーティファクト、クリーチャー、エンチャントを破壊となっており、当時のスタンダードで黒緑《魂売り》デッキで活躍していました。その後は、レガシーのNicFit でリセット置物として採用されています。
水蓮の花びら
コスト0のマナ・アーティファクトで1マナしか出ない修正版《Black Lotus》として刷られたテンペストのコモンカードです。レガシーのリアニメイト、ショーテル、赤単プリズン、ANTなどコンボでゲーム序盤にマナ加速する用途に幅広くデッキに採用されています。
トレストの使者、レオヴォルド
コンスピラシー:王位争奪で刷られた対戦相手だけ追加ドローを禁止するシステムクリーチャー。レガシーのコンボ、フェアデッキは《渦巻く知識》で手札の質を高めて優位を取っているので対戦相手のレオヴォルドは痛いですね・・・これは痛い。デッキ、4cレオヴォルドが成立すると多色化の進んだレガシー環境で強力なアドバンテージを発揮しましたがその後のメタの変遷が、《死儀礼のシャーマン》の禁止と《レンと六番》 の影響が大きかったことを物語っています。なお、オーコは・・・(やっぱダメだ)。
悪意の大梟
プレインチェイス2012で刷られた1/1飛行接死でキャントリップの付いたアーティファクト・クリーチャーでレガシーのBUG続唱、デルバー系のアド源として採用されています。近頃流行りのBGデプスのマリットレイジ・トークンにはいまいち効果が薄く、 その場合は 《暴君の嘲笑》がサイドインすることもあるようです。
断片無き工作員
アラーラで5つの断片に分かれた友好色の次元に属さないクリーチャーとして プレインチェイス2012で刷られたレガシー用のカード。元祖続唱持ちの《血編み髪のエルフ》より軽くなって《祖先の幻視》や《タルモゴイフ》を唱えることができるBUG続唱のデッキパーツとして活躍していました。
全知
プレイヤーのカードをマナ・コストを支払わずに唱えることができるエンチャントでレガシーのオムニテルのキーカードです。自身10マナと正規に唱えるころにはゲームが終わってしまうので《実物提示教育》から序盤に戦場に送り出されることが多いです。青はドロー、サーチ、カウンターと万能な色なので自然とコンボ成立しやすい青単で組むのが主流のようです。