「Modern」カテゴリーアーカイブ

溶鉄の尖峰、ヴァラクート

「ゼンディカー」のレア土地で山が1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたが他に少なくとも5つ以上のコントロールしている場合、クリーチャーかプレイヤーに3点ダメージを与えるタップインの特殊地形です。《風景の変容》からサーチして大量ダメージを与えるモダンの「ヴァラクート」は青を加えてティムールとし80枚デッキの相棒《空を放浪するもの、ヨーリオン》で再利用する戦略に採用されています。

溶鉄の尖峰、ヴァラクート(ゼンディカー/日・英)

ルーンの与え手

「モダンホライゾン」の白レアで

(T):他の、あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。無色か色1色を選ぶ。ターン終了時まで、それはプロテクション(その選ばれた性質)を得る。 

自クリーチャー1体にプロテクションを与える能力を持つ1マナ1/21/1のコー・クレリックです。レガシーの「デス&タックス」に採用されている《ルーンの母》の同型リメイクとして「デス&タックス(モダン)」でも使えるようにデザインされています。レガシーでは《夢の巣のルールス》が禁止されて激しいメタの変化がモダンでも起こるのか注目が続くことでしょう。

ルーンの与え手(モダンホライゾン/日)

翻弄する魔道士

「プレーンシフト」の多色レアで

翻弄する魔道士が戦場に出るに際し、土地でないカード名を1つ選ぶ。 選ばれた名前を持つ呪文は唱えられない。

能力をもつ2マナ2/2の人間・ウィザードです。選ばれたカードのプレイを禁止するヘイトベアー(2マナ2/2)で対戦相手のコンボ成立を阻止できるクリーチャーとしてモダンの「人間」ビートのメインに4積みされているほか、レガシーの「奇跡コン」のサイドに採用されています。初版である「プレーンシフト」のカードデザインはインビテーショナル優勝者の Chris Pikula によるものでイラストも本人をモチーフに描かれたものとなっています。「アラーラ再誕」で再録されました。

翻弄する魔道士(アラーラ再誕/日)

先駆ける者、ナヒリ

「イニストラードを覆う影」の赤白神話レアで、[+2]で手札を1枚捨てて1枚カードを引く。[-2]でエンチャントかタップ状態のアーティファクトまたはクリーチャー1つを追放。[-8]でライブラリーからアーティファクトかクリーチャーを1つ戦場に出す。それは速攻を得てターン終了時手札に戻す能力を持ったプレインズウォーカーです。ナヒリの エムラクール召喚のストーリーをデザインしたカードでビーストテイマーの面目躍如ですね。

先駆ける者、ナヒリ(イニストラードを覆う影/日)

コラガンの命令

「タルキール龍紀伝」の多色レアでモード型の「命令」サイクルの一つで

以下から2つを選ぶ。
 ・あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す。 
・プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを1枚捨てる。 
・アーティファクト1つを対象とし、それを破壊する。
 ・クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。コラガンの命令はそれに2点のダメージを与える。

・・・と、墓地回収、ディスカード、アーティファクト破壊、クリーチャー除去の効果から2つ選択できる3マナインスタントです。「命令」サイクルの中でも突出して強力なカードで、モダンの盤面をコントロールしつつアドバンテージを稼ぐデッキ「ジャンド」に採用されています。通称、コラコマ。

コラガンの命令(タルキール龍紀伝/日)

内にいる獣

「新たなるファイレクシア」の緑アンコモンでパーマネントを破壊し、そのコントローラーは3/3のビースト・トークンを戦場に出すインスタントです。パーマネント破壊が苦手な緑が単色でインスタントで危ない装備品や《罠の橋》PWを対象にできる点が画期的です。モダンの「アミュレットタイタン」の小回りの利く除去カードとしてサイドに採用されています。

内にいる獣(新たなるファイレクシア/日)

氷の中の存在

「イニストラードを覆う影」の「変身」ギミックを持った青レアで氷カウンターが4個置かれた状態で戦場に出て、氷カウンターがなくなると7/8のクラーケンに「変身」してホラーでないクリーチャーをすべて手札に戻す2マナ0/4防衛の壁です。氷カウンターを取り除く条件がインスタント・呪文かソーサリー・呪文を唱えるたびなことから軽量のキャントリップとカウンターを積んだモダンの「青赤カウンターバーン」のフィニッシャーに採用されています。

氷の中の存在(イニストラードを覆う影/日)変身前
目覚めた恐怖(変身後)

血清の幻視

「フィフス・ドーン」の青コモンで効果は「カードを1枚引く。占術2」する1マナソーサリーです。1マナとコストが軽く手札を減らさずにライブラリー操作できることから、コントロールデッキの序盤の土地事故回避、終盤のフィニッシャー探しとしてまた、コンボデッキのパーツ探しにと用途も広く「ネオブランド」「青赤ストーム」等モダンの定番のキャントリップとして使われています。フレーバー的にはちらつき蛾の血清を飲むと頭が良くなり物がよく見えるらしいです。レガシーでは上位互換の《思案》《定業》があります。

血清の幻視(フィフス・ドーン/日)

移し替え

「基本セット2011」の青レアで呪文1つの対象を変更する2マナのインスタントです。4マナ《偏向》の上位互換かつ2マナとコストも軽く対戦相手の除去や直接火力をカード名の通り「移し替え」ることができます。対象変更の第1色は青なので珍しくない効果ですが、レガシーではピッチコストで唱えられる《誤った指図》があり2マナ浮かせて構えるのは難しいのかもしれません。「基本セット2013」で再録されました。

移し替え(基本セット2011・2013/日)

世界棘のワーム

「ラヴニカへの回帰」の緑神話レアで死亡誘発で5/5トランプルのワーム・クリーチャー・トークンを3体戦場に出す15/15トランプルのワームです。 マナコストも11マナとファッティなところに能力も除去耐性を持った大盤振る舞いなものとなっています。モダンでは 《裂け目の突破》でコストを踏み倒して速攻アタックする 「グリセルシュート」で死亡後もワーム・トークンを戦場に残せる利点があることからデッキに4積みされています。

世界棘のワーム(ラヴニカへの回帰/日・英)