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ドラゴン変化

「スカージ」の赤レアであなたのアップキープの開始時にクリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とし5点のダメージを与える7マナエンチャントです。

ドラゴン変化/Form of the Dragon  (4)(赤)(赤)(赤)
エンチャント

あなたのアップキープの開始時に、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。ドラゴン変化はそれに5点のダメージを与える。

各終了ステップの開始時に、あなたのライフの総量は5点になる。

飛行を持たないクリーチャーは、あなたを攻撃できない。

プレイヤー自身がドラゴンとなって攻撃するフレーバーをカード化したもので赤のエンチャントとしては珍しく飛行を持たないクリーチャーでは攻撃できない白エンチャントの《Moat》能力を持っています。7マナとコストが重くライフの総量も5点となり火力一発で敗北するのがネックですが《睡蓮の花》からマナ加速するモダンの「不朽の理想」に採用されています。

シガルダの助け

「異界月」の白レアであなたはオーラ呪文や装備品を瞬速を持っているかのように唱えてよく、装備品が一つあなたのコントロール下で戦場に出るたびその装備品の装備コストを踏み倒せる1マナエンチャントです。

シガルダの助け/Sigarda's Aid  (白)
エンチャント

あなたは、オーラ(Aura)呪文や装備品(Equipment)呪文を、それが瞬速を持っているかのように唱えてもよい。

装備品が1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とする。あなたはその装備品をそのクリーチャーにつけてもよい。

先置きする必要がありますが2ターン目、装備先を+10/+10する《巨像の鎚》の装備コストを踏み倒して2回殴るモダンの「ハンマータイム」のデッキコンセプトとして、またEDH《希望の天使、アヴァシン》 に採用されています。

試練に臨むギデオン

「アモンケット」の白神話レアで[+1] で対象のパーマネント1つからのダメージ軽減、[0] でターン終了時まで4/4破壊不能の人間・兵士で与えられるダメージを軽減、[0] でギデオンをコントロールしている限りあなたはこのゲームに敗北できない紋章を得る3マナ初期忠誠度3のギデオンPWです。

試練に臨むギデオン/Gideon of the Trials  (1)(白)(白)
伝説のプレインズウォーカー ― ギデオン(Gideon)

[+1]:パーマネント1つを対象とする。あなたの次のターンまで、それが与えるダメージをすべて軽減する。

[0]:ターン終了時まで、試練に臨むギデオンは破壊不能を持つ4/4の人間(Human)・兵士(Soldier)クリーチャーになる。これはプレインズウォーカーでもある。このターン、これに与えられるダメージをすべて軽減する。

[0]:あなたは「あなたがギデオン(Gideon)・プレインズウォーカーをコントロールしているかぎり、あなたはこのゲームに敗北できず、対戦相手はこのゲームに勝利できない。」を持つ紋章を得る。
3

パイオニアで《時を解すもの、テフェリー》が禁止になるとグレートリセットをして破壊不能のギデオンで無双する「ジェスカイファイアーズ」のPW枠に4積みされているほか、《猿人の指導霊》が禁止になり《稲妻の嵐》を失ったモダンの《むかつき》の無い「信託者コンボ」に採用されています。ギデオンの在りし日の雄姿を伝える1枚です。

夢の巣のルールス

「イコリア:巨獣の住処」の相棒レアであなたのターンの間、あなたの墓地から2マナ以下のパーマネント呪文を1つ唱えてもよい3マナ3/2絆魂の猫・ナイトメアです。

夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den  (1)(白/黒)(白/黒)
伝説のクリーチャー ― 猫(Cat)・ナイトメア(Nightmare)

相棒 ― あなたの開始時のデッキに入っている各パーマネント・カードが、それぞれ点数で見たマナ・コストが2以下であること。(このカードがあなたの選んだ相棒であるなら、あなたがソーサリーを唱えられるときならいつでも、(3)を支払うことでゲームの外部からそれをあなたの手札に加えてもよい。)

絆魂

あなたの各ターンの間、あなたはあなたの墓地から点数で見たマナ・コストが2以下のパーマネント呪文を1つ唱えてもよい。
3/2

メインデッキに入れる場合は通常のデッキ構成でもオーケーですが、「相棒」システムによって《夢の巣のルールス》はあらかじめデッキのパーマネント・カードを2マナ以下で構築しておくことで「相棒」として、3マナを支払って1枚差しのゲーム外領域から手札に加えることができます。スタンダードの「白単」モダンの「ハンマータイム」EDH《夢の巣のルールス》などに採用されています。レガシーで禁止、ヴィンテージで禁止解除されました。

禁止改定と今後の予定

競技プレイヤーではないので禁止改定に一喜一憂するのも可笑しな話なのですが、所有デッキ「Snowko」と「ネオブランド」の今後についての展望を述べたいと思います。

パイオニア、モダンで禁止された《自然の怒りのタイタン、ウーロ》ですが、マナクリーチャーから2ターン目に疑似タイムウォークがマズかったことは想像できます。ただひと言、R&Dを弁護するなら新しいカードを作るクリエイティブな試みを認めてあげて欲しいと思いました。(粉みかん

《死者の原野》《神秘の聖域》は詳細を知らないのでコメントは控えたいと思いますが、《猿人の指導霊》はモダン「ネオブランド」の解体に至る改定でした。この裁定について私個人はウェルカムで、ウケ狙いの一発ネタデッキとして十分楽しませてもらったと思います。デッキはレガシー版にアップデートして保存する予定です。1ターン目、山からチャリス1とかいう糞ムーブもレガシーで十分でしょう。

《アーカムの天測儀》《王冠泥棒、オーコ》はいずれも「Snowko」として結実したアーキタイプでしたが元々のデッキ「UW奇跡コン」から見ればノイズでしかなかったと考えています。デッキは純正奇跡コンに戻します。一時的にはマナファクトや煙突を鹿にされてきた茶単、エルドラージポストなどの所謂チャリスデッキも自らの理不尽さを見つめる良い機会だったと思います。

《ティボルトの計略》は「続唱ティボルト」のキーカードで新しいデッキの可能性を見せてくれましたが余りのワンサイドゲームに辟易とするプレイヤーが続出。禁止でイイです。

ヴィンテージの《夢の巣のルールス》解禁は環境の懐の深さを覚えます。

総評:今回の改定は総合的には妥当で被害はオーコのみでした。

2021年2月15日 禁止制限告知 公式から一部抜粋

パイオニア

欄干のスパイ
時を解す者、テフェリー
地底街の密告人
自然の怒りのタイタン、ウーロ
荒野の再生

モダン

死者の原野
神秘の聖域
猿人の指導霊
ティボルトの計略
自然の怒りのタイタン、ウーロ

レガシー

アーカムの天測儀
戦慄衆の秘儀術師
王冠泥棒、オーコ

ヴィンテージ

夢の巣のルールス》 禁止解除

再誕の宣言

「ディセンション」の白レアであなたの墓地にある1マナ以下のクリーチャー・カードを3枚まで戦場に戻せる3マナのソーサリーです。

再誕の宣言/Proclamation of Rebirth  (2)(白)
ソーサリー

あなたの墓地にある、点数で見たマナ・コストが1以下のクリーチャー・カードを最大3枚まで対象とし、それらを戦場に戻す。

予見 ― (5)(白),あなたの手札から再誕の宣言を公開する:あなたの墓地にある、点数で見たマナ・コストが1以下のクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。

白は古えの《蘇生》《生命の息吹》など墓地のクリーチャー・カードを戦場に戻すリアニメイト能力が黒に次いで得意な色でした。《再誕の宣言》は1マナ以下限定ですが3枚までのクリーチャー・カードを戦場に戻すことができ、カードアドバンテージに優れた1枚です。自身を生け贄にすることでライフ回復できる《砂の殉教者》を繰り返し戦場に戻して《セラの高位僧》を6/6の飛行クロックとするモダンの「殉教者PROC」のキーカードとして採用されています。

ドラニスの判事

「イコリア:巨獣の住処」の白レアで対戦相手は手札以外から呪文を唱えられない常在型能力の2マナ1/3人間・ウィザードです。

ドラニスの判事/Drannith Magistrate  (1)(白)
クリーチャー ― 人間(Human)・ウィザード(Wizard)

対戦相手は自分の手札以外から呪文を唱えられない。
1/3

主にスタンダードの相棒メタのヘイトベアーでしたが《夢の巣のルールス》などの各環境に与えた破壊力から相棒にエラッタが出て3マナ支払って手札から唱えるように変更されると守備範囲が縮小しました。「カルドハイム」の予顕カードに対する抑止力として「青白コントロール」のサイドボードに採用されています。一方、モダンの「続唱ティボルト」のミラー対策にまたEDHではジェネラルを起点としたデッキに対する強力なアンチカードでヘイト値を集めています。。

スカイクレイブの亡霊

「ゼンディカーの夜明け」の白レアで4マナ以下の土地でもトークンでもないパーマネント最大1つを追放するETB能力を持った3マナ2/2のコー・スピリットです。

スカイクレイブの亡霊/Skyclave Apparition  (1)(白)(白)
クリーチャー ― コー(Kor)・スピリット(Spirit)

スカイクレイブの亡霊が戦場に出たとき、あなたがコントロールしておらず点数で見たマナ・コストが4以下で土地でもトークンでもないパーマネント最大1つを対象とする。それを追放する。

スカイクレイブの亡霊が戦場を離れたとき、その追放されたカードのオーナーは青のX/Xのイリュージョン(Illusion)・クリーチャー・トークンを1体生成する。Xは、その追放されたカードの点数で見たマナ・コストに等しい。
2/2

戦場に出るだけでパーマネント追放という仕事をするのでスタンダードの「白単」に採用されています。モダンでもETB能力の解決前に薬瓶から戦場に出る《ちらつき鬼火》でブリンクして追放したパーマネント相当のトークンを渡さないシナジーも健在で、モダンの「デス&タックス」に使われています。

原始のタイタン

「基本セット2011」の神話レアのタイタンサイクルで緑は戦場に出るか攻撃したときライブラリーから土地カードを2枚探し、タップ状態で戦場に出す能力を持った6マナ6/6トランプルの巨人です。

原始のタイタン/Primeval Titan  (4)(緑)(緑)
クリーチャー ― 巨人(Giant)

トランプル

原始のタイタンが戦場に出るか攻撃するたび、あなたはあなたのライブラリーから土地カードを最大2枚まで探し、それらをタップ状態で戦場に出し、その後、あなたのライブラリーを切り直してもよい。
6/6

恒久的なマナ加速を内蔵したETBで仕事をするクリーチャーとしてマジックのマナランプ環境を定義したカードでした。ライブラリーから《山》をサーチして《溶鉄の先鋒、ヴァラクート》の能力を誘発させ対戦相手に複数の3点火力を打ち込む「ヴァラクート」のメインクリーチャーで、モダンの「タイタンヴァラクート」レガシーの「ヴァラクート」など現在に至るまでデッキのキーパーツとして採用されています。

解き放たれし者、オブ・ニクシリス

「基本セット2015」の黒レアで対戦相手1人がライブラリーを探すたび、クリーチャーを1体生け贄に捧げ、10点のライフを失う効果を持った6マナ4/4のデーモンです。

解き放たれし者、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis, Unshackled  (4)(黒)(黒)
伝説のクリーチャー ― デーモン(Demon)

飛行、トランプル

対戦相手1人が自分のライブラリーを探すたび、そのプレイヤーはクリーチャーを1体生け贄に捧げ、10点のライフを失う。

他のクリーチャーが1体死亡するたび、解き放たれし者、オブ・ニクシリスの上に+1/+1カウンターを1個置く。
4/4

コンボデッキにとって2枚以上のパーツを引きたくないデッキで1枚刺しの特定のカードを探すためにライブラリーから探すことは良くあることですが、このデーモンはそのペナルティとしてクリーチャー1体と10点のライフを要求します。コンボ以外のデッキに対しても対戦相手に強制的にカードを探させる《対称な対応》《廃墟の地》《朝の歌のマラレン》などと良好なシナジーを形成し、モダンの「黒単」に採用されています。