所謂ホームページ(死語)のアドレスを自宅サーバーで公開したいときに、逸般の誤家庭のOSインストールで悩むのがおそらく、ドメインなのではないでしょうか。
会社やサービスを表すURLからIPアドレスへ相互に名前解決するのがDNSという仕組みですが、IP非固定回線での自宅サーバーは敷居が高いこともありました。
が、そんなことはなくてレジストラ代行サービスなどでお好きなドメイン(有料)を取得後、誰でも無料でDNSを使えるサービスがありました。
自宅サーバーやVPSに使える無料のダイナミックDNS (Dynamic DNS) MyDNS
普通の固定DNSと違ってダイナミックDNSは、ドメインをあらかじめ登録して自宅の非固定IPアドレスを通知するとサーバーの名前解決をしてくれるというサービスで簡単に使えるのがメリットです。
説明するとまず、取得ドメインのレジストラにMyDNSのネームサーバーを登録します。(以下はGoDaddyの場合)
次にMyDNSにユーザー登録ログインしてドメインのDNSレコードを作ります。
最後にルーターのポートを開放してサーバーのcrontabにIP通知スクリプトを設定して実行します。
# vi /root/mydns.sh
#!/bin/sh /usr/bin/wget -O - 'https://mydns111111:password@ipv4.mydns.jp/login.html' --no-check-certificate /usr/bin/wget -O - 'https://mydns111111:password@ipv6.mydns.jp/login.html' --no-check-certificate
# chmod +x /root/mydns.sh
# crontab -e
# MyDNS.JP への通知... # */10 * * * * /root/mydns.sh 1> /dev/null 2> /dev/null
LOG INFOでUPDATEを確認して作業完了です。
独自ドメインは有料でちょっと・・・という方でもユーザー登録すればmydns.jpなど無料ドメインも用意されています。
いかがでしたでしょうか。今回は、誰でも気軽に独自ドメインを利用できる無料のDNSサービスをご紹介しました。
それでは楽しい自宅サーバーの世界を！